【少年野球】ピッチング・カーブ回転の修正方法



質問 投球がカーブ回転してしまう

教材購入者の方からこのような質問をいただきました。

【質問】

体重移動が少しずつうまくなっているからか、以前よりフォームが低くなり、いい球がくるようになりつつあります。

しかしながボールの回転がカーブのような回転で本人はバックスピンで投げようとしているのですがどうしてもカーブ回転になります。

私の教え方が悪いせいか、息子の投げ方が、スリークォーター気味でそれが関係しているのか、原因がわかりません。

また、体重移動の練習を初めてからリリースが以前より早くなっているようで、球威はあるが高目に浮くケースが増えました。

本人も昨日の試合の敗戦が悔しかったのか、夜泣きながらシャドウをしている姿を見ると何とかしてやりたく、メールさせていただきました。

何かよきアドバイスがあればお願いいたします。

カーブ回転の修正方法

カーブ回転、スリークォーター気味のフォーム、リリースが早いと見えている場合、主には体の上半身が横の回転になっているということが考えられます。

胸の張りを意識しながら、(右投げの場合)右肩を踏み出した左ひざに近づけるイメージで体を捻りながら腕をリリースするよう意識してみてください。

今の状態は上半身の高さで上半身だけをドアのように回転させる動きになっていることが考えられます。

一度試していただくと分りやすいと思いますが、上半身を横に回転させながら投げると腕は肘の部分で直角になる形になります。

そうすると、チョップをする形(小指側がホーム方向になった形)でリリースをしてしまいます。

このチョップの形で投げるとボールの外側に力が加わるため、カーブ回転になりやすくなります。

また、上半身を横回転でまわすと腕が下まで振りきれません。

でんでん太鼓のように同じ高さで腕が振られます。

ボールに対して上から下に力を加えるのではなく、同じ高さの方向へ力が加えられるので、低めにコントロールをしたくてもなかなか思うようにいきません。

これを腕でコントロールしようとしても、もともとの腰から上の上半身の動きが横回転なので、逆に上半身の動きと腕の動きがバラバラになってしまい、さらにコントロールやスピードが落ちてしまいます。

ですから、これらの原因となっている上半身の横回転をまずは縦の回転にする必要があり、そのために胸を張りながら(右投手の場合)右肩を踏み出した左ひざに近づける動きにしてみてください。

上半身が縦の動きになってくると、腕も自然にその動きに連動し、腕は上がりやすくなります。

そしてチョップの形ではなく手のひらが下をむく形となり、ボールが真っすぐのスピン回転になります。

また腕は上から下に振りきれるようになるので、低めへのコントロールもしやすくなります。

シャドウで繰り返しやってみてください。

この形ができれば効果はすぐに出ます。

涙を流して練習したことを良い結果に結びつけるために、微力ながらお手伝いできればと思っております。

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この記事を書いた人川端健太桜井一
お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。
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