【少年野球】【質問】気分が乗ってこない子供にどのように接すればいいですか?



メルマガ読者の方から
このような質問をいただきました。

【ご質問の内容】

いつも楽しみに拝見しております。

小学校6年生・4年生・2年生の
息子3人が同じスポーツ少年団の
野球チームに入っております。

6年生の兄は、寝ても覚めても野球。
どこに行くにもバットやグローブを持っていくような子です。

自主練も自分でいろいろ考えて
楽しそうに頑張ってます。

チームでも主軸で、ピッチャー兼サードで
クリーナップを打ってます。

4年生の二男は、2年生の春から野球を始めて、
兄と比べても技術的には上を行くと思うのですが、

最近の彼は、野球に対して
情熱が薄らいできたように感じます。

具体的には、プレー中も大きな声がでない。

どうせ兄や他の同級生たちには、
プレーで敵わないと最初からあきらめてるような感があり、

お父さんに言われるから野球も自主練も
しかたなくやっているような感じです。

この間は、練習試合でチャンスをもらいましたが、
思うようなプレーが出来ず途中交代となって、
次の日の練習を休んでしまいました。

父親としては、4年生の彼にも兄のように
レギュラーになってほしくて、

どうしても、「ああしなさい、もっとこうしたらいい」
と親コーチでもないのにきつい言葉をかけてしまいます。

そっと見守るほうが良いのだろうかとも思いますが、
もうすぐ新チームのゼッケン渡しもあり、

今アピールしないと!
と、どうしても熱くなってしまう自分がいます。

桜井さんなら、あまり気分が乗ってこない子供に、
どのように接しますか?

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■回答内容
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いつもメルマガをご覧いただき
本当にありがとうございます!

ご質問者さんのおっしゃること、
すごくよくわかります。

私にも6歳の息子がいます。

近所に友達がおらず外で遊ぶ機会がとても少ないので、
フットサルのスクールに通わせているのですが…

親も驚くほど不器用な息子。

この間も右足でシュートする前に
左足にボールが当たり、

一体何が起こったのかと思うほど、
トリッキーなシュートを披露してくれました。

そんな息子なので私もヤキモキ。

ご質問者さんと同じように
「あ~しろ、こ~しろ」と言ってしまいます…。

でも、ひとつだけ、私たち大人が
知っておかなくてはいけないのは、

「やる気のあるなしで取り組むと、
プレーが不安定な選手になる」ということ。

やる気を出せばすごく真剣に取り組むけど、
出ない時はまったくやらない。

すると、プレーも「ホームランか三振か」。
ノーヒットノーランかコールド負けか。

そんな不安定な選手になってしまいます。
(アマチュア野球はほとんどトーナメントですから、
不安定な選手を、監督は使いにくいですよね)

はっきり言って、やる気満々で
モノゴトに取り組み続けるのはムリです。

ずっと興奮状態でアクセルを
踏み続けているようなものですから。

体も頭もヘトヘトに疲れてしまいます。

だから、ヒトはレッドゾーンに入る前に、
自動的にやる気を下げるようになっている――

私は、そう思っているんです。

そんなヒトの安全装置がはたらいている時、
さらにアクセルを踏み込めって言われても、
矛盾が生じてオーバーヒートしてしまいます。

でも、アクセルを踏まないと前には進めない。

だから、私は
「どうやってやる気を出すか?」ではなく、

「今どうやって前に進めるか?」
を考えるようにしています。

具体的な方法はいくつかありますが、
基本は「アプローチを変えてみる」っていうことです。

例えば、野球が上手くなる方法は、
何も野球の練習をするだけではありませんよね。

プレーを見るっていうことも重要です。
だから、プロ野球や高校野球の観戦をしてみる。

プレーのイメージを高める良いお手本になりますし、
「こんな選手になりたい」という目的意識が
刺激されるかもしれません。

各地で開催される野球教室に
参加してみるのも良いかもしれません。

手が届きそうな目標を
具体的に数字にするいう方法もありです。

(1カ月以内にホームランを1本打つ、
次の試合で三振を5つ取るというような)。

レギュラーになるっていうのは、
不確定要素が多く漠然としているので、
数字・成績が良いかもしれません。

こんな風に、毎日1ミリでもいいから前に進める。

そのために、色んな角度から
動機づけをしてあげるという工夫をするようにします。

ご質問者さんの次男は、
学年が上の選手といっしょにプレーすれば、
アクセルをガンガン踏み込まないといけません。

でも実力差が出ると
疲れて減速するのは必然かもしれません。

だから、少しでも良いので前に進めるために、
「やる気を出させる」のではなく、

「上手くする」という観点で、
色んなトレーニング、体験、目標を使って、
アプローチを変えてみてはいかがでしょう。

それに、こうしたアプローチは、
子どもが中学生以上になると
なかなかいっしょにできないものです。

「あの時、二人でこんなことをしたなあ~」
と息子が大人になった時、

お酒を飲みながら思い出話をする――
そんなイベントを作るチャンスは今しかないと思います。

そういう意味でも、
「やる気を出せ!練習するぞ!」ではなく、

いつもとは違うイベントを企画しながら、
上達を1ミリでも前へ進めてみてください。

その他にも、いまどきの子に使わない方が良い
大人の言葉かけなどもあります。

詳しくはコチラをご覧ください。

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