【少年野球】ピッチング・ボールに力を伝える踏み込み足①



「ひざと足」の位置がポイント

みなさんこんにちは!

京都市北区にあります MORIピッチングラボ 代表の森です。

今回も野球のピッチングにおけるヒントやコツをお伝えしていきます。

今回のテーマは踏み込み足の使い方です。

大切なのは「ひざと足」の位置関係

あなたは、写真のように踏み出した足のひざが、くるぶしより前に出ていませんか?

このような投げ方になるとボール(上半身)への力の伝達がロスされています。

実際にプロ野球選手、一流選手の投球を分析すると、ほぼ全てと言ってもいいぐらいのピッチャーがひざの位置関係でいうとくるぶしよりも手前にあるか、くるぶしの真上ぐらいにあります。

ひざが前に抜けているの言うことはまずないです。それくらい大切なポイントです。

メジャーリーガーも共通している!

メジャーリーグのダルビッシュ投手やトレバー・バウアー選手など活躍する選手たちが通っているドライブラインベースボールという練習施設では、球速アップやケガの改善を目的としたトレーニングが行われています。

そちらの施設では、下半身の使い方や踏み込み足の使い方を非常に重要視しているようで、公式YouTubeにも同じようなことがアップされていました。

そういうこともあって、この使い方は球速を上げるためには必要なのかもしれないと思いご紹介させていただきました。

床反力を使う

「床反力」を使うこと

踏ん張った時の床反力についてのお話をします。

床反力というのは地面を押したとき、踏ん張った時に地面から返ってくる力のことを言います。

ステップ足を踏み込んだ時の床反力というのは体の方向に向いていないといけないです。

体の方向に向くことで、股関節に力が伝わって体重が乗ります。

この、体に向かう床反力と上半身が前に向かう力の作用で股関節に支点ができて、ボールを投げるというような体の使い方になります。

(黄色い矢印が床からの力、床反力)

この使い方がうまい選手は「キックバック」という動作が起きるんですね。

聞いたことがある人もいるかもしれません。

投げた後ぐらいに「踏み込み足が引かれる動作」なんですが、この床反力が強い選手ほどそういう動作ができます。

例えば大谷投手であったり、菅野投手というのはその床反力が強いからキックバック動作が出ているということです。

ただここで一つすごく注意していただきたい大事なことがあります。

それは、床反力が体に向かうからと言って決して意図的に足を引くわけではないんです。

ぜひ覚えておいていただきたいのですが、床反力というのは、自分が押す方向と反対側にかかる力。

自分の足が地面を前方向に向かって押すからその反力で床から自分に向かう力が伝わってくる。

ということは、前に押したいのに膝がくるぶしよりも前に出ていたら、地面を前に押すということはできないんです。

多くの間違えている人は「足を引けばいいんだ」「体を引いて投げればいいんだ」と勘違いしてしまう。

地面を前に押したければ、絶対に膝をくるぶしよりも前に出さない。

もしくはくるぶしの上に膝があれば踏ん張ることができる。

だから床反力が返ってくる。

このセオリーを頭に入れて下さい。

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この記事を書いた人森洋人森洋人
鹿児島県沖永良部島出身
鹿児島樟南高校で甲子園出場
京都市北区北野白梅町で、もり鍼灸整骨院を運営する傍ら、ピッチングラボを開設。
野球専門治療に始まり、ピッチングの指導を行う。
これまで全国3000人近くの選手や子供たちの指導に携わる。
ピッチングラボでは、野球で肩や肘を壊すことなく、長く野球を楽しんでもらうためのサポートをおこなっている。
MORIピッチングラボ代表
もり鍼灸整骨院 院長
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