【少年野球ピッチング】『②⑥⑧ピッチング』で配球してみよう!



内外角のコースはいらない!?

『②⑥⑧ピッチング』をさらに発展させて試合で使える配球にしちゃいましょう!

前回のブログの最後に『②⑥⑧ピッチング』では内外角のコースは使わない話をしました。

https://www.xn--0et88ccz6awh1a.biz/pitching/6147.html

なので、下記の四種類になります。

初球   2割  真ん中低め  スローボール

2球目  8割  真ん中高め  ストレート

3球目  6割  真ん中低め  ストレート

4球目  8割  ど真ん中   ストレート

 

これで『緩急』と『高低』を駆使して、配球していきます。

現役社会人選手に、この『②⑥⑧ピッチング』の配球の話をしたら

「変化球を使わなくても、これだけで充分に打ち取れるじゃないですかっ!!」

って、驚かれました(笑)

では、それぞれの球の意図を説明していきますね。

初球は2割の低めスローボール!

これは『見せ球』ですね。

まず打者は初球ならば、ストレートをイメージする場合が多いです。

そこにスローボールがくれば、思わず手を出してしまうこともあります。

詰まって内野フライなら、1球で1アウトですから儲けものです(笑)

ファールになれば、ストライクカウントが増えます。

もちろん、ボールになって見逃されてもいいんですよね。

次の2球目の高めストレートへの布石になります。

その話は次の球で。

2球目は8割の高めストレート!!

これは『釣り球』です。

胸の高さでボール気味でも良いので、ここに力まずに強いストレートを投げます。

初球が低めに遅くきて・・・

2球目が高めに早く来るわけですから、最高の『緩急』になりますよね。

これで詰まってフライやフェアゾーンに転がってくれれば1アウト。

ファールになれば、ストライクカウントが増えます。

で、この高めのストレートはブンブン振ってくる打者に有効なんです。

何年か前のクライマックスシリーズの横浜Dena対 福岡ソフトバンクの試合。

柳田選手に対して、横浜バッテリーが3球連続の高めストレートで三振をとってましたね。

低めを狙ったのが浮いた高めの逆球は危険ですが、意図して投げた高めの球は有効ですね。

ですが、この高めのストレートは意外と投げるのが難しいです。

マウンドの傾斜もありますし、どうしても引っかけやすくなってしまうからです。

プロ野球選手でも、キャンプ序盤はキャッチャーを立たせて投げ込んでいるのをよくみますね。

ここに強い球を投げられないと、低めに強い球は投げられませんからね。

3球目は6割の真ん中低めストレート!!!

これは『カウント球』です。

要はストライクをとる球のことです。

6割と力を抜いている分、低めを丁寧に狙えますね。

初球、2球目と続けてボールになってしまうこともありますよね。

コントールの良い投手でも打者優位のカウントになってしまうことだってあります。

そこで少し力を抜いた変化球でストライクをとるのはよくみかけますよね。

打者優位のカウントでは打者はやはり速いストレートを狙ってくる場合が多いです。

そこで裏をかいて、速度を落とした変化球でいくわけです。

それを6割の力加減のストレートで代用するわけです。

もちろん、これでも打者の裏をかくこともできます。

ストレートでこれができる投手は、変化球を投げられるようになるのも早いですよ。

ストレートを力加減できるって、スゴく大切な感覚です。

最後は8割のど真ん中真ん中ストレート!!!!

4球目の最後は『決め球』です。

『決め球』といっても、力み過ぎずに8割で投げていきます。

ストライクゾーンに強い球を投げ込める感覚を磨きます。

ポイントは『ど真ん中』ってところですね。

『低め』を狙いすぎて、引っかけて弱い球になるのはイヤなんです。

あとは逆に抜けすぎて、ボール球になってしまうのも困る。

しっかりと下から浮き上がるような『伸びる』軌道でいけば『ど真ん中』でもあっても打者を追い込むことができるんですよね。

2球目に投げた高めのストレートもそうなんですが8割のストレートの最優先事項は『強く』ってことなんですね。

『決め球』だからといって

「①外角 ②低めに ③ 強く」なんて3つの要素を狙うなんて、欲張りすぎ(笑)

落ち着いて、ストライクゾーンに『強い球』を投げられるようにしましょう♪

まとめ

この『②⑥⑧ピッチング』で県大会のベスト16に入った中学校もあります。

小中学生なら、これで充分に試合を作れちゃいますよ。

もちろん高校生だって。

どんどん試合で投げれらる投手が増えて欲しいですねぇ。

今日はこれくらいで!

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この記事を書いた人榊原貴之縦振り先生 榊原貴之
『たてぶりせんせい』って呼ばれてます。野球の技術指導が本業です。小中学生に野球教室をしたり、甲子園に出るような高校の外部コーチもやってます。自身が代表を務める『座間ひまわり野球倶楽部』は小学部と中学部があります。SNSにも野球観、人生観を毎日綴っています。
株式会社メイク・ユア・ロード 代表
座間ひまわり野球倶楽部 代表
【略歴】
平成 5年3月日本大学第三高等学校卒業 (軟式野球部に所属)
平成 5年4月日本大学文理学部体育学科入学(中学高校一種保健体育教員免許取得)
平成 9年4月順天堂大学大学院スポーツ健康科学科入学
平成 9年4月「上達屋(有限会社ベータ・エンドルフィン)」入社
平成18年3月「上達屋(有限会社ベータ・エンドルフィン)」退職
平成18年4月独立
平成20年6月株式会社メイク・ユア・ロード 設立
平成30年7月座間ひまわり野球倶楽部設立

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