【少年野球】『②⑥⑧ピッチング』で身につくコントロールとは??
そもそも必要なコントロールとは??
『②⑥⑧ピッチング』は・・・
8割の力加減のストレート
6割の力加減のストレート
2割の力加減のストレート
この三種類を投げ分ける練習をするという話を前回にしました。
ただキャッチボールで投げ分けるだけでもいいですし
ブルペンのピッチングでも練習してもいいです。
これが投げ分けられれば、コントロールもよくなっちゃいます。
でも、この「コントロール」って、どこまで必要なんでしょうか?
おそらくみなさんが考えているのは、「外角低めにピッタリ」とか「内角高めにズバッと」とかですよね?
これができないとピッチャーなんかやれないと思っているでしょ??
全然、そんなことないから!!!(笑)
ピッチャーに必要なコントロールとは「ベースの上にだいたい投げられるコントロール」なんですよ。
もっと広げて言っちゃうと、バッターボックス間の幅ね!
なんでかっていうと
やっぱりストライクを取れる感覚って、ピッチャーに大切です。
だって、試合で一番欲しいのって、ストライクでしょ。
どんなに速い球だって、ストライクが入らなければ意味がないし。
でも、そのストライクはコースに決まる必要はないんですよ。
だって、打者が打ち損じる可能性の方もかなり高いわけでしょ。
それに外角と内角に大きく外れた球には打者は反応してくれません。
だって、単純に打てないって思うから(笑)
でも、ベース上にきた球っていうのは、高くても低くても、意外と反応してくれるんですよ。
高めのストレートにつられて空振りとか、真ん中低めのワンバン変化球に空振りとかって、よくみるじゃないですか。
だから『②⑥⑧ピッチング』の練習では、キャッチャーは真ん中低めか、真ん中高めにしか構えません。
だから緩急を使うんですよ!!!
でも、真ん中付近じゃ、打たれやすいんじゃないかって不安になる人が多いはずです。
全然、大丈夫ですよ!
私たちには『②⑥⑧ピッチング』があるじゃないですか!!!
三種類の球速差があるんですよ。
ピッチングで大事なのは球種の多さよりもこの球速差の多さなんですよ。
変化球を10種類持っていても、同じ球速では意味がないんですよね。
打者は変化する方向や変化する量で打ちにくいと感じるわけではありません。
ホームに到達する時間が違うから打ちにくいと感じる場合が多いです。
だから『②⑥⑧ピッチング』なんですよ(笑)
ダルビッシュ有投手や大谷翔平選手は、90キロ台のカーブから、150キロ台のストレートとあるわけです。
だから、5種類から6種類の球速差を作っていますよね。
同じ球種でも2種類とか3種類の球速を変えていたりします。
それりゃ、打ちにくいわけですよ。
真ん中しかいかなくなったら、内外角を使えばいい!?
それに・・・
最初のうちは真ん中を狙っても、ほとんどそこにはいかないでしょ(笑)
それがベースの幅の中でズレてくれれば
結果的に内外角を使うことになるじゃないですか。
最終的にはどの球も真ん中低めを狙って、真ん中にしか行かなくなってから
コントロールが身についた証拠です。
そこまでいったら、初めて内外角を使うようにすればいいんです。
コントロールが悪いピッチャーが厳しいコースばかり狙っても
ボールカウントが増えるだけですから。
ね、頭いいでしょ(笑)
今日はこれくらいで!
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『たてぶりせんせい』って呼ばれてます。野球の技術指導が本業です。小中学生に野球教室をしたり、甲子園に出るような高校の外部コーチもやってます。自身が代表を務める『座間ひまわり野球倶楽部』は小学部と中学部があります。SNSにも野球観、人生観を毎日綴っています。
株式会社メイク・ユア・ロード 代表
座間ひまわり野球倶楽部 代表
【略歴】
平成 5年3月日本大学第三高等学校卒業 (軟式野球部に所属)
平成 5年4月日本大学文理学部体育学科入学(中学高校一種保健体育教員免許取得)
平成 9年4月順天堂大学大学院スポーツ健康科学科入学
平成 9年4月「上達屋(有限会社ベータ・エンドルフィン)」入社
平成18年3月「上達屋(有限会社ベータ・エンドルフィン)」退職
平成18年4月独立
平成20年6月株式会社メイク・ユア・ロード 設立
平成30年7月座間ひまわり野球倶楽部設立
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