【少年野球】「前進守備」はなぜ必要ないのか??



こんにちは!

縦振り先生こと、榊原貴之です。

最初に言っておくと・・・

ボクは前進守備がキライなんですよね(笑)

ま、そうじゃないと、こんなブログを書かないのかな。

とはいえ、最終回でノーアウトで三塁走者がいるサヨナラの場面とかなら、わからなくもないんですけどね。

そうでない局面であれば、とにかく前進守備したくないんです。

前進守備はキライ!

一番の理由は・・・

前進守備を多用するチームは「自分たちが点数を取れない」と思っているから、前進守備をすると思うんですよね。

その1点を守りにいっているわけですからね。

ボクはそう思っていないですし、自分のチームでもコーチさせてもらっているチームでもそういう指導方針でやっていません。

選手たちには「自分たちは点数を取れるから、1~2点くらいくれてやれ」という考えになって欲しいんです。

そう思えるためにバッティング練習・走塁練習、そして紅白戦・練習試合を積んできているんですからね。

どういう試合を想定するのか!

これもあるあるなんですけど・・・

高校野球の監督さんが試合前のインタビューで「この試合は5~6点くらいの勝負かと」と言っておきながら

初回の一死二三塁の場面でいきなり前進守備を取らせたりするんですよ。

「なんでやねん」って、ツッコミたいですよね(笑)

そして、結局、試合が終わってみたらやっぱり5~6点勝負になっていたりします。

だったら、初回は1点OKで普通の守備位置でよかったじゃんって話ですよね。

ひどく矛盾のある話なんですけど、こういうのって本当によくありますよ。

過去のブログにも書きましたけど、想定するゲームマネジメントってあるわけですよ。

自分たちがどういう戦い方をしていくかってことですよね、

ボクは小・中学生は4~5点勝負、高校生は5~6点勝負をしていこうと言っています。

「ソコソコ守って、あとはどれだけ点数を取れるか」って考えるわけです。

こういう考えの方が積極的にプレーできるし、何よりもやっていて楽しいじゃないですか。

もちろん、設定は設定ですから、そうもいかないこともあるわけです。

積極的に攻めながらもお互いがロースコアで競ることもありますし、逆に大量得点差が開くことだってあります。

仮に最初からロースコアの設定だとして、初回に5失点したらどうするんですかね??

「ここから勝負だ」なんて監督に言われても、そんな準備してきてないんですからね。

選手たちは心の中では「もう負けだ」って思っていますからね。

これもあるあるですね(笑)

『1プレー1アウト1失点OK』!

戦術的・技術的にも理由がありますよね。

強いチームの打球はやっぱり速いわけですよ。

そう考えると、前進守備を取ることでヒットゾーンも広がりますし、エラーのリスクも高まりますよね。

であれば、基本的に打者走者でアウトを取ると考えてい方がいいですよね。

あとは一塁にも走者がいる場合であれば、ダブルプレーだって狙えるわけですからね。

これができるような練習や試合で状況判断することを続けてきていれば、自然とそういう選択になるはずなんですよね。

無死・一死で得点圏にランナーがいるときは・・・

前進守備を取らずに『1プレー1アウト1失点OK』の精神です。

1つのプレーで1アウトを取ることを優先させて、1失点を献上することをOKにするんです。。

結局は3つのアウトを取なければ、チェンジになりません。

だからこそ失点することよりも、アウトを重ねることに重きを置くわけですよ。

これくらいの心づもりでやっている方が、意外と無失点や最少失点で抑えられたりするんですよね。

ぜひ座間ひまわり野球俱楽部にお任せください(笑)

今日はこれくらいで!

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この記事を書いた人榊原貴之縦振り先生 榊原貴之
『たてぶりせんせい』って呼ばれてます。野球の技術指導が本業です。小中学生に野球教室をしたり、甲子園に出るような高校の外部コーチもやってます。自身が代表を務める『座間ひまわり野球倶楽部』は小学部と中学部があります。SNSにも野球観、人生観を毎日綴っています。
株式会社メイク・ユア・ロード 代表
座間ひまわり野球倶楽部 代表
【略歴】
平成 5年3月日本大学第三高等学校卒業 (軟式野球部に所属)
平成 5年4月日本大学文理学部体育学科入学(中学高校一種保健体育教員免許取得)
平成 9年4月順天堂大学大学院スポーツ健康科学科入学
平成 9年4月「上達屋(有限会社ベータ・エンドルフィン)」入社
平成18年3月「上達屋(有限会社ベータ・エンドルフィン)」退職
平成18年4月独立
平成20年6月株式会社メイク・ユア・ロード 設立
平成30年7月座間ひまわり野球倶楽部設立

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