【少年野球】バッティング時でのボールの見方
今回は少年野球でのバッティングにおいて、バットを振るか振らないかを判断するボールの見方、について解説していきます。
少年野球でのピッチャーの球の速度が100キロだとすると、手元からボールが離れてホームベースに到達するまでにおよそ0.6秒かかります。
バッターはマウンドとホームベースのおよそ中間地点、0.3秒の時点で振るか振らないかを判断しなければなりません。
さらに、振ると決めたあとはどのコースの球を、どのタイミングで、振るかを決めます。
- 振るか振らないかの判断
- どのようなスイングをするかの判断
0.6秒の間に、この2つをそれぞれ判断してスイングしています。
今回はそのポイントを解説していきましょう。
ボールを見る
実際、ボールを最初から最後まで見ることはできません。
向かってくる物に対しては見えますが、横切っていく物(ボール)を目で追うことは難しいです。
電車が来るのは見えるけど、目の前を通り過ぎていく電車は速すぎてみえずらいですよね。
何かが通ったなという感じる程度です。
そこで、ボールを見る方法として、
ピッチャーのリリースポイントからボールを見続けて球速やコースを見極めます。
そのあと視線を先回りさせて、ホームベース手前でボールを待ちます。
こうすることで手元でボールを見ることができます。
ピッチャーとボールを見る
- ピッチャー全体を見る
- 投球動作に合わせてリリースのタイミングでトップを作る
- 手元からボールが離れるまでの軌道を見続ける
- 視線を先回りさせホームベース手前に視線を移す
- 頭を動かさずに眼球だけを動かす
まず最初はピッチャーを全体を見ます。
どんな球を投げてくるか、どんな球を投げそうなのか予想しながら、ピッチャーの動作を観察します。
ピッチャーの腕の振り方、手元からボールが離れるまでを目で追って、球種やコースを予測します。
投げたら目線を移して、ホームベース手前を見ます。
見る場所は人それぞれなので決まりはないですが、バッティングが上手い子ほど視線を先回りさせて見る場所のポイントが上手で、ポイントをよく分かっています。
注意点として、スイング中は頭を動かさないように、眼球だけを動かしてボールを見ましょう。
スイング中に頭を動かしてしまうと、スイング自体がぶれるのでバッティングに影響がでます。
振るか振らないかの決断
- スイングする
- 狙い通りの球種
- とにかく振る
- スイングしない
- 狙っている球種ではない
- とりあえず1球待つ
ピッチャーの手元からボールが離れたあと、球速やコースを大まかに判断して振るか振らないかを決定します。
振ると決めたら、前足を着地(ステップ)させて腰を回転・肩の回転・バットを振り出します。
ミートする位置を決定
- スイングする
- 狙い通りのコース
- タイミングが合っている
- スイングしない
- ボール球になる
- タイミングが合わない
ボールの高低やインコース、アウトコースによってスイングをするかしないかを最終的に決定し、体の開きやヒザ、ヒジの使い方を調節しながらコースに対応したスイングをします。
最後はボールを見ることよりも、スイングに集中し、タイミングを合わせてしっかりミートしましょう。
まとめ
ボールを最初(ピッチャーの手から離れる瞬間)から最後(ホームベース)まで見つづけていれば当然スイングは出来ませんよね。
その遥か手前で見極めなければいけないところが、バッティングの難しいところです。
また、日頃からこの辺りにボールが来たら振る。というポイントを見つけておくことが重要ですよ。
ちなみに、150キロを超えるような豪速球であれば、ホームベースまで0.5秒かからないので、0.2秒ほどで振るか振らないかの判断をしなければならない計算になりますね。
それでは今回これで以上となります。
よかったら参考にしてみてください。
ありがとうございました。
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