和田一浩のバッティング指導法+インタビューレポート



From:お父さんのための野球教室事務局 沢村

 

昨年の7月。

私は、横浜スタジアム付近の喫茶店で和田一浩さんと初めてお会いしました。

プロ野球への名球会入りを果たした天才打者から
どんなバッティング指導ノウハウを聞くことができるのかとワクワクしながら喫茶店に向かったことを覚えています。

私が喫茶店に到着してから数分後、和田さんが到着しました。

時間が限られていたこともあり、挨拶を交わしてからすぐにDVDのテーマである、
「和田流 小中学生へのバッティング指導の極意」のインタビューを開始しました。

和田さんほどの超一流選手が、自身の息子にどんな考え方を持ち、何を教えているのか?

きっと多くの保護者の方や指導者の方も知りたいことだと思うので

インタビュー内容をここでシェアさせていただきたいと思います。

沢村:
和田さんは子どもたちのバッティングを指導する機会もあると思うんですけど、
最近の小中学生のバッティングを見ていて気になる点はありますか?

和田さん:
ドアスイングの子が
すごく多いのが気になりますね。

沢村:
ドアスイング。

和田さん:
はい。これは、小中学生が使っている最近のバットの性能が良すぎるというのも関係していることなんですけど、ドアスイングの子が多いです。

最近の小中学生のバットは、しっかり振れていなくても性能が良いからある程度飛んでいっちゃうんですよね。それもあってドアスイングの子が多い。

ドアスイングになっているということは、要するに、バットのヘッドの使い方をまだ全然知らないんですよね。

沢村:
ヘッドの使い方。

和田さん:
ヘッドの使い方。バットの重みを感じてスイングすることを、できる子がすごい少ないんで。だから、ヘッドスピードも上がってこないんですよね。

だから、本当すごく日本の野球の弊害っていうのは、
やっぱり金属バットなどの影響ってすごく大きくて。

だから、そういうところで、いかにバットのヘッドを使ったバッティングをしていくかっていうのがすごく大事ですよね。そういうのも、だから飛距離に影響はしてくるからと。

沢村:
なるほど。

和田さん:
あとは結局飛ばすっていうことは、スピードが大事なので。要するに、道具を上手に使うためには、体もちゃんと使わないと、できないということなんで。

沢村:
そのスピードっていうのは、ヘッドスピードっていう意味ですか。

和田さん:
いや、要するに、体で、こう振るスピードですね。

沢村:
体のスピード。

和田さん:
振るスピードも大事。だから、そういうものが全部連動してこないと、飛距離って飛ばせないんで。

沢村:
そうですね。

和田さん:
その辺りを、だから上手に使うっていうのは、トータルだと遠くに飛ばすというのはそういうものがバランスよくできないと駄目。

バッティングっていうのは全身運動なんで、その全身運動をちゃんと正しく行わないと、ボールは飛ばないということです。

沢村:
そうですね。和田さんはシニアでコーチをされていると、ちらっとテレビのほうでお伺いしたんですけど、それは今も行かれているんですか?

和田さん:
行けるときは行きます。

沢村:
ということは、和田さんのお子さんも中学生?

和田さん:
中学生ですね。

沢村:
そういう中学生とかっていう子どもたちには、何か和田さんの中で指導するときに、注意されていることってどういったことがありますか?

和田さん:
注意していることはいっぱいありますよ。子どもによって変えますから、言い方は。
ただ、要するに、基本はまずはやっぱりしっかり振ること。

感想

沢村:
振ること。

和田さん:
振ること。とにかく強く振ること。強く振りながら、どうしたらもっとそれがよくなっていくかっていうことを考えるんで、まずは振れることが第一前提ですね。

沢村:
当てにいくスイングは駄目だと。

和田さん:
そう、当てるとかじゃなくて。要するに、しっかりとしたスイングをするためには、まず自分の体を思いっ切り使うことを覚えなきゃ駄目です。そこがまず一歩目です、バッティングの。

当てる、当てないというのは、その次なんで。まずはバットを思いっ切り振れるか、振れないかってことです。

沢村:
そうですね。強く。

和田さん:
はい。それができるようになって、常に振っていくことによって、
そこは当たらなくてもいいんです。
当たり損ねでもいいんです、当たりはどうでもいいんです。

まずは振れるっていうことが大事なんで、振るっていうことを覚えることから、
まずスタートする。

今、だから、僕、中学校、シニアを教えてますけども、特に力ない子には、とにかく振れと。もうどんな当たりでもいいから、とにかく振れ。バッティング練習なんかするな。
どんな当たりでもいいから、強く振ることをしなさいと。

そこからようやく体は、こう使ったらもっといいよとかっていうものが、段階によって出てくるんで。そこができないことには、まず話にならないってことですね。

沢村:
そうですね。

和田さん:
はい。

沢村:
とにかくしっかり振るっていうことを体に染み付け、身に付けさせるっていう。

和田さん:
そうですね。まず基本はそこですね。
結構多いのが、アマチュアの人で多いのが、芯を外したときに、すごい言うわけですよ。

沢村:
確かに、多いですね。

和田さん:
「なんでおまえは、ちゃんと芯で当てねえんだ」っていう。
そういうことをすごく言うんで。

そんなことはどうでもいいことなんです。
しっかりしたスピードを出して振れるようになったら、
ちゃんと当たりますから。

感想

沢村:
そうですね。それだけスピードが上がれば当たるようにもなりますね。

和田さん:
そう。振れるようになってきたら、いろんなポイントも自分で分かってきたり、後からどんどんどんどん進んでいくことのがすごく多いんで、いきなり最初から答えを求め過ぎることが、あまりよろしくないですよね。

沢村:
日本人って、形からよく入ることも多いですけど、そういう考え方自体もあんまりよろしくないですか?

和田さん:
そうですね。順序がやっぱりみんな違う。形から入っているならまだいいんですけど、形じゃなくて、当たるか、芯に当たるか、当たらないかの結果から先に入るんですよ。

沢村:
そうですね。多いですね。

和田さん:
多いです。やっぱりどうしても、ちょっと見ていると、「ちゃんと当てろよ」っていうふうになるんですよね。もう、これはどんな指導者もそうです。

沢村:
見たときの結果で、そう見えますもんね。

和田さん:
そうそう。見たときに、「おう、当てろよ」って言うことがすごく多いです。
でも本当は、振ることができないから当たらないだけなんですよね。

沢村:
そこは、要は、もう反対というイメージですね。

和田さん:
そう、全く反対のことなんですね。

 

次回は、「和田流 小中学生へのバッティング指導の極意」に関する、
和田さんと桜井一さんの対談映像を公開します。

ぜひ、お楽しみに!

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