野球用語「NOI」とは？意味・使い方・上達法がわかる！

この記事では、野球用語「NOI」の意味＆使い方を解説。さらに、NOIに関係する“野球上達法”も紹介しますが、実は、「NOI」には、こんな“深い意味”があったのです↓

「NOI」とは？

NOIとは、野球において打者を評価する指標のひとつで、「出塁率は長打率の3倍の価値があるという考え方のもと出塁率と長打率をもとに算出した値」のことです。読み方は「エヌオーアイ」。NOIは略称で、正式には「New Offensive Index」と書きます。

NOIは、OPS（出塁率＋長打率）の算出方法を改良するために、MLBのロサンゼルス・ドジャースのゼネラルマネージャーであったポール・デポデスタが考案した指標。算出方法は以下のとおり。

NOI＝（出塁率＋長打率÷3）×1000

算出式は長打率が3で割られています。つまりNOIにおいて、出塁率は長打率の3倍の価値があるということになります。よってOPSよりも四球（を選ぶこと）の価値が上がり、本塁打（を打つこと）の価値が下がるのがNOIの特徴です。

ただしNOIは、出塁率の価値があまりにも重視され過ぎているという意見もあり、出塁率の価値は長打率の価値の1.8倍としてGPA（Gros Prodction Average）という指標が作られています。

「NOI」の評価基準は？

〇NOIが450以上であれば、平均的な打者
〇NOIが550以上であれば、主力級の打者
〇NOIが600以上であれば、一流打者

「NOI」の使い方・例文

NOIの例文・用例を紹介します。

〇NOI、OPSともにチームで一番
〇うちのチームは出塁率を重視してNOIで評価する

「NOI」の具体的な使われ方は？

https://twitter.com/Ramichan_cap/status/1149225250741092352

打者評価には打率よりOPSやNOIを使用した方がいいのか？をNPB'09~'18の10シーズンのチーム打撃成績で検証。
チーム打率と得点平均間の相関係数は0.824なのに対し、OPSは0.965と明らかに高い。一方でNOIは0.956でOPSよりも劣っていたという結果。 pic.twitter.com/6FMGsTeRLy

— ひるふぃがぁ (@HIL_FIGER_sg) April 26, 2019

「NOI」の類義語

NOIの類義語は「OPS」「GPA」です。

「NOI」に関する練習法

ご紹介する上達法は、野球動作解析のスペシャリストで、筑波大学硬式野球部の監督である川村さんが教えてくれる走塁トレーニング。一塁ベースへ素早く駆け込むための３つのポイントを習得することで、NOIの数値を向上させることができます！

「NOI」まとめ

NOIの意味、使い方、そして上達法を紹介しました。野球用語の意味がわかれば、監督やコーチから指導してもらう際に吸収するスピードが違います。つまり、上達が加速するということです。

この記事を読み返して、「NOI」の理解を深めて、さらに野球を楽しんでくださいね！