マウンドの高低によるピッチングのバラツキへの対応



教材購入者の方からこのような質問をいただきました。

 

【質問】

 

いつも参考になるメールありがとうございます。小5の息子、ピッチャーをしています。

 

マウンドがあるグラウンドではそこそこのコントロールなのですが、平地のグラウンドではいまいちコントロールに苦しんでいます。

 

良いアドバイスお願いします。

 

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■ マウンドの高低によるピッチングのバラツキへの対応
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コントロールのバラツキ方でも方法は異なりますが、マウンドの高低によるピッチング のバラツキへの対応として、キーワードは軌道のイメージと着地のタイミングです。

 

◆ボールの軌道イメージを安定させる

 

傾斜のあるマウンドから投げる場合、投げる前に投手がイメージする軌道は、投手を 上とした場合、下が捕手になります。

 

傾斜があるマウンドで投げやすい場合、この”上から下”へのイメージと腕を振り下ろ す感覚とが合致するため、思い切って腕を振ることができます。

 

逆に傾斜がない平地のマウンドでは、イメージするボールの軌道の角度が大きくなります。(地面に対して平行に近い角度)

 

そうすると”上から下へ”腕を振るという感覚から、投手から捕手まで同じ高さの軌道 でボールを投げなければいけないという感覚を持ってしまうことがよくあります。

 

そのため上から下へ振り下ろすのではなく、腕を押し出すイメージで投げてしまいボ ールのスピードや制球が不安定となります。

 

この傾向の場合まずはイメージする軌道の角度をつけてあげる工夫をする必要があり ます。

 

一つ目の工夫として、いつも以上に(肩の力は抜いて)背筋を伸ばし、足を上げたときに右投手なら左肩が捕手側に位置しますが、その左肩を心持ち外に開いて下げてみてください。

 

※大きく開いて大きく下げるのではなく、1cm開き1cm下げるという位で十分です。

 

そうするとあごが少し引けて視線が上から下に下がるので、イメージする軌道も上から下へ向けることができ、上から下へのイメージ・感覚が持ちやすくなります。

 

他には投球練習で高低を意識して投げること。

 

高め(打者の目線の高さ)、次のボー ルはショートバウンドを狙う。

 

というように1球ごとに高低のコントロールを極端につけてあげます。

 

そうすると上から 下への軌道のイメージが大きくすることが出来ます。

 

さらに上から下に投げるための意識、感覚が覚えやすくなります。

 

 

◆着地のタイミングに慣れる

 

傾斜のあるマウンドと平地のマウンドでは踏み出した足の着地タイミングの感覚が異 なります。

 

傾斜のあるマウンドよりも平地のマウンドのほうが、早く着地してしまうのですが、これ はある程度慣れが必要です。

 

とは言っても、待ってるだけでは時間がかかるので、着地する位置を少し深めに掘っ て、自分で傾斜を作るということを行います。

 

色んな環境で投げる必要がある小学生時期はある意味大変な環境であると言えますが、中学・高校・大学・社会人・プロであってもそれぞれで特徴のあるマウンド環境に 対応しなければいけません。

 

そのための工夫力・発想力をこの時期に培っていただきたいと思います。

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