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少年野球の指導法〜ピッチング・バッティング練習法〜

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球速にこだわる投手が選ぶピッチングフォーム ヒップファーストのメリットとデメリット

教材購入者の方からこのような質問をいただきました。

【質問】

息子は、小学生の時には投手と内野手をしていました。

 

中学生になっても一応投手を希望していきたく、日夜、シャドウでフォーム作りをしている毎日です。

 

さて、体重移動等におかれましては、桜井さんの理論を参考に、一定の成果が出たものと思っておりますが、常日頃、気になっていることがあります。

 

下半身主導の投球フォーム作りは、自分なりではありますが、ポイントを整理できているかな?って思っているのですが、上半身、特に背中のライン(頭・胸・尻)で今一つ整理出来ておりません。

 

ダルビッシュ投手・岩隈投手・斎藤和巳投手は、投げる寸前は捕手方向に、頭・胸・尻の順に前傾しているように思われます。

 

テイクバックの時も、両肩がレベルに近い感じがします。

 

しかし、他の速球派投手や、特に松坂投手(西武時代)は、尻より頭が二塁方向にあり、前傾というより反って投球しているように思われます。

 

テイクバック時は、利き肩がかなり下がっているように思われます。

 

これは、やはり球威で押す力の投球と、コントロールも重視する技巧派の考え方の違いなのでしょうか?

 

やはり、子供には様々な可能性を信じ、コントロールと同じくらいに、球速には拘って欲しいと思います。

 

これから中学生になる子供には、どちらの投げ方が良いのでしょうか?

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■ 球速にこだわる投手が選ぶピッチングフォーム
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スピードボールを投げられる投手だけが良い投手とは考えてはいませんが、仰られる様に、やはり投手をするものにとってスピードのある球を投げることは憧れであり、そこにこだわることにも賛成する一人です。

私自身もスピードボールにこだわった取り組みに時間を費やし、その中でいくつもの成功や失敗を繰り返してきました。

 

その私自身の経験をお話させていただきます。

 

まずスピードを身につけるために取り組んだのは、お尻から先にホーム方向へ体を移動させていくフォームでした。

 

このフォームのメリットは、お尻を先にホーム方向へ進めることで、それに引っ張られるように体全体がとホーム方向へ進みます。

 

このホーム方向への推進力が、よりボールに力(スピード)を与えます。

 

ただしデメリットとしては、リリースが安定しにくいという点です。

 

仰られるようにお尻を前に出すと、体はバランスをとろうとするため、上半身は傾きます。

 

右投手なら右肩が下がり、左投手なら左肩が下がります。

 

そうすると、そこからリリースするために上半身を大きく起こしてこなければなりません。

 

この上半身を起こす作業というのは結構な労力が必要です。

 

そして起こしきるには時間がかかります。

 

そのためにリリースするタイミングまでに上半身を起こし切れずリリースをしなければいけないという状態の投手が多くいます。

 

その結果、ボールが高めに浮いたり、それを修正しようとさらに上半身に力をいれて無理やりに上半身を起こすことによって、ボールがワンバウンドまたは左右にバラついたりします。

 

周りからみて腕が上がっていないと感じる投手はこのケースが多いです。

 

また非常に上半身を起こす力が必要なので、体に疲れがあったり、ゲームの後半になると体を起こしきれず、先ほどの状態になる投手も多くいます。

 

実際にやっていただくと分かりやすいのですが、お尻をホーム方向へ突き出して(ヒップファースト)、踏み出した状態から上半身を起こそうとすると、上半身に力を入れて起こしてこなければいけません。

 

下半身はそれを支えるだけで、あまり力を使わず、上半身に力がいることと、腕が上げにくいことがわかると思います。

 

少し予断になりますが、この上半身を起こしてリリースした時の足の位置を確認してみて下さい。

 

松阪投手の高校時代によく見られたように、軸足が残ったような形になりますよね。

 

こういったデメリットがあったことから、私は両肩をレベルに保つフォームをまずは習得して頂きたいと考えています。

 

両肩をレベルに保ち、踏み出した後に軸足から踏み出し足に体重移動をしていくことにより、腕が上がってくる時間が作れます。

 

さらに下半身から上半身へと体全体でボールへ力を供給することによって安定したリリースを可能にさせるフォームだと考えています。

 

また、コントロールが安定してくると、自信をもって腕を振ることが出来るようになりスピードやキレというのも出てきます。

 

こういうプラスのスパイラルという観点から現在私は「体重移動による投球」を勧めています。

 

しかし、これは決してお尻から先に出すフォームを否定するものではありません。

 

先日NHKの「トップランナー」という番組で華道家の前野博紀さんという方が「型を入れて、型をやぶる」ということを仰っていましたが、これは私の考えとも通じる部分があります。

 

まずは基本の形をしっかりと身につけ、その中から自分にあったもの、自分の個性を見出していくことが大切なのではないかと考えています。

 

まず「投げること」とはどういうことか、ということを覚えその中で、スピードであったり、コントロールであったり、変化球であったり、かけひきであったり、自分の得意分野、個性を見つけていっていただければと思います。

 

ヒップファーストではなく、両肩をレベルに保ち、踏み出した後に軸足から踏み出し足に体重移動をしていくフォームについてはこちらで詳しく解説しています。

http://rs39.net/c/bb/cbsh_5/bl/

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