野球用語「当初」とは?意味・使い方・上達法がわかる!
「当初」とは?
当初とは、野球におけるピッチャーに与えられる記録のひとつで「ピッチャーが試合に先発して途中降板した試合の数」という意味です。
「当初」と言うと、「ものごとの最初、はじめの頃」という意味を思い浮かべますが、野球において「当初」は、その意味とは異なります。
野球における「当初」は、正式には「試合当初」といって、「先発したピッチャーが完投できずに試合途中で交代した回数」のことを指します。
もし監督やコーチから「今シーズンの当初は何試合だ?」と聞かれたら、「今シーズンは、先発して完投できなかった試合数は何試合だ?」と聞かれている、と解釈して問題ありません。
当初(試合当初)は、野球選手でも聞きなれない野球用語のひとつです。ので、当初を知っていると一目置かれる存在になれるかもしれませんね。
「当初」とセットで出現する「完了」って何?
当初(試合当初)とセットで出現する野球用語に「完了」があります。完了とは、正式には「交代完了」のことで、リリーフで登板した投手が試合終了まで投げると与えられる記録です。
近年のプロ野球ではクローザー(抑え投手)が試合の最後まで投げることが多いため、クローザーの投手に記録されることがほとんどです。
「当初」の使い方・例文
当初の例文・用例を紹介します。
〇10試合に登板して試合当初5
〇完投数10試合と当初5試合だから、先発した試合数は15試合だね。
「当初」の具体的な使われ方は?
1942年、プロ野球チーム「朝日」の林安夫選手の投手成績を見ていたら、
登板71
完投44
試合当初7
交代完了22。
これ、完投、試合当初、交代完了を足すと、73になり、登板の数を上回る。
という事は、同一試合で一度は降板、他を守り、また登板が有るって事かな?— 日本プロ野球記録分析 も 好き (@LNA1977) May 17, 2017
投手の成績で試合当初(先発なのかどうか)ってあるけど、あの指標野手にも欲しいよなー、とちょっと思った
— T.KING (@T_KING22) June 16, 2017
「当初」の類義語
当初の類義語はありません。
「当初」に関する練習法
先発したら、できれば試合当初が記録されるよりも、完投や完封を記録したいですよね。また、リリーフすれば交代完了を記録したい。つまり、最後まで投げ切りたいのが、投手の心というものです。そのためには、下半身の力を使って、楽に強い力を出力する必要があります。
ご紹介する上達法は、野球動作解析のスペシャリストで、筑波大学硬式野球部の監督である川村さんが教えてくれる球速アップメソッド「サイドステップ」。この下半身の使い方を覚える正しいサイドステップを使って、試合終了まで投げ切る力を作り出してください!
「当初」まとめ
当初の意味、使い方、そして上達法を紹介しました。野球用語の意味がわかれば、監督やコーチから指導してもらう際に吸収するスピードが違います。つまり、上達が加速するということです。
この記事を読み返して、「当初」の理解を深めて、さらに野球を楽しんでくださいね!
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