【少年野球】投手用の肩甲骨ストレッチ「肘クロール」
肩甲骨ストレッチ「肘クロール」の重要性
少年野球に限らず、投手にとって肩や肘への故障予防は大切です。
今回は、投球動作だけでなく、野球のあらゆる動作にかかわる肩甲骨の動きを滑らかにするストレッチをご紹介します。
肩甲骨は、肩の背中側にある大きな骨で腕の動きに大きく影響を及ぼします。
この肩甲骨が大きく滑らかに動いくということは、その先の肩の負担も減りますのでしっかりケアしましょう。
元々、小学生なら柔らかく大きく動く年代です。
この時期から意識することで、その可動域を成長しても維持または、向上させることが可能になります。
では、具体的な方法をご紹介します。
肩甲骨ストレッチ「肘クロール」のやり方
1.両手を真横に肩の高さに伸ばします。
2.両肘を曲げて指先を肩に付けます。
3.この状態をキープしながら、クロールの動きで肘で大きな円を描くように動かします。
4.出来るだけ肘で大きな円を描いて、背中の肩甲骨が大きく動くようにしてください。
5.肘は頭よりも高く上げるように意識し、肘がなるべく前に出るようにします。
6.10回程度出来たら、今度は逆に後ろから、前に動かしてみましょう。
注意点は、肘を曲げた状態で、肘の先を大きく動かすこと。
肩甲骨は背中にありますので、背中の動きが感じられるまで動かしてください。
肩甲骨ストレッチ「肘クロール」を行うタイミング
肩甲骨ストレッチ「肘クロール」を行うタイミングです。
ストレッチですので、アップの中に組み込んでも、ピッチングの直前でもかまいません。
投げる前のルーティンワークとして、習慣に出来るといいですね。
プロの投手にも、それぞれピッチング前のストレッチや体操をルーティンワークとして行います。
自分の身体を守るため、パフォーマンスを上げるためにいろんなことを試してください。
試した時に、「これをやった後は、いい投球ができたな」とか、「投球後の張りや疲れが軽い」などしっかり検証しましょう。
検証しながら、試しながら、自分に合うものを探していくことが大切です。
ケガがなく、楽しい野球人生を歩んでいくためにも、身体のケアにも気をつけていきましょう。
今回は、投手の肩甲骨ストレッチ「肘クロール」をご紹介しました。
この記事を書いた人長田真樹
2011年~2021年、京都学園大学・京都先端科学大学硬式野球部コーチを歴任、リーグ優勝春秋通算10回・全日本大学選手権大会6回出場・明治神宮大会1回出場。
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