遠投等の練習時にケンケンして投げることは意味があるの?



教材購入者の方からこのような質問をいただきました。

 

 

【質問】

 

 

小学6年生の野球少年 の親です。

 

 

桜井氏のDVDで、親子共々勉強させていただいています。

 

 

息子は、小学校 4 年生 から地元の軟式野球チームに入り、私の影響もあり、捕手志望で頑張っていました。

 

 

とは言っても、一学年で26 人 もいるチームなので、二軍の捕手ですが・・・

 

 

が、 6 年生になり、指導者が変わり、御眼鏡に叶わず、捕手の練習もさせてもらえなくなりましたが、腐らずに外野の練習を頑張っていました。

 

 

正しい投げ方を・・・と思い、桜井氏のDVDで学んできたので、家ではピッチング練習もかかさずしてきたので、コーチの目に留まったのか、投手として、試合でも投げさせてもらえる様になりました。

 

 

で、息子が今日、コーチに言われてきたことについて、お尋ねします。(息子は、右投げです)

 

 

「右足(軸足)の蹴りを強くするために、遠投等の練習時には、ケンケン(軸足を二回つく)で投げなさい。」と、言われてきたとのことです。

 

 

私自身、納得できない指導法だと思っています。

 

 

と言うのは、低学年時からケンケン指導を受けていた投手が、バント処理をするときにもケンケンをして、一瞬のタイミングを逃して、アウトをとれない場面を幾度と無くみてきました。

 

 

ボールを強く投げる動作は、桜井氏の指導のごとく、体重移動が大切であることに共感しています。

 

 

したがって、下半身の動きとして、右左右左と、歩行するがごとくステップして投げることが、人間の動作として、 一番スムーズな動作だと思います。

 

 

投手指導者としては、素人の私ですので、コーチのケンケン投法が利に叶っているのかどうか、全くわかりません。

 

 

桜井氏のアドバイス、宜しくお願い致します。

 

 

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■ 遠投等の練習時にケンケンして投げることは意味があるの?
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コーチの心意は図りかねるのですが、おっしゃるケンケンの要領で投げることでは蹴りを強くすることは、効率的ではないと私は考えます。

 

 

もちろんケンケンを入れることは軸足の筋力を使うので、効果が0ではないですが、蹴りを強くするのであれば、例えばダッシュのスタートでピッチングを意識しながら行うほうがより効果的に蹴りを向上させることができます。

 

 

ケンケンを入れて投げる効果や狙いとしては、軸足に体重が乗る感覚を確かめたり、体にキレやバネを感じない時に動作にリズムや反動を加えることなどがあげられます。

 

 

ですので、「軸足の蹴り」を強くするのであれば他のトレーニングや動作を行うべきだと私は考えます。

 

 

また、「蹴り」が強いほうが良いかというと一概に言えません。

 

 

「もっとプレートを蹴って投げろ」とか「軸足を前に蹴り出せ」と言いますが、その意識が強すぎると、利き手と軸足が一緒に前にでてしまい体が捻れず、スピードもコントロールもつかない状態が起きる選手もいます。

 

 

私自身の考え方は、「蹴り」の力を使って体を前に進めると、上半身が前に突っ込み頭が下がってしまうので、軸足から踏み出した足へ、軸足・足の内側の筋肉、膝、太ももを使って下半身の体重移動をさせていて「動かし方・使い方」で体を前へ進める方法が良いと考えています。

 

 

ただ個人個人で感覚が違うので、やはり選手に合った意識・イメージ・動作を選択することが必要ではあります。

 

 

コーチも「遠投時には」とおっしゃっているので、ピッチングやフィールディングなど実践の中で、ケンケンを入れて投げなさいと強制している様子ではないかと思います。

 

 

「コーチの言うことは間違っている」というニュアンスで息子さんに伝えてしまうと、息子さん自身も間に入って”迷い”が生じるといけません。

 

 

遠投などで、ケンケンを入れて投げることはマイナスではなく、先に書いたような効果がありますので、「ケンケンを入れて投げる時は、体にリズム出したり、軸足に体重を乗せる感覚を確かめたりしながら投げてみよう」とアドバイスをしてあげて下さい。

 

 

投げる動作の基本については、コチラの映像をご覧ください。

http://www.1baseball-club.com/field_01/

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