メディアが報じない大船渡高校の本当の敗因



お父さんのための野球教室の桜井です。

ため息が出ます(´Д`)ハァ…

岩手・大船渡高校。注目の163km
右腕、佐々木くんが地方大会決勝
で登板せず負けたことについて、

佐々木くんが投げなかったことが
敗因みたいに言われていますが…

そんなことを言う人には
鼻で笑いながらこう言いたい、
「おバカさんですね」と。

「佐々木が投げていれば…」は、
「イチローがいれば…」と同じ発想。

で、そういう人に限って大船渡が
勝っていれば、こう言うんですよ、

「佐々木を温存してよくやった!」
「名采配だ!」
「球史に名を刻む監督だ」って。

でね、それ以上に私が言いたいのは
他にある。

大船渡には先発した柴田くん、
リリーフした前川くんっていう
二人の投手がいるわけですよ。

「二人の気持ちになって考えて
みろよ」ってこと。

絶対に辛いじゃないですか。
「やっぱり俺じゃ…」って
思っちゃうじゃないですか。

そうじゃないんですよ。

今回、大船渡の敗因は佐々木くん
が登板しなかったことじゃない。

大船渡が「左打者対策」をできて
いなかったことなんですよ。

花巻東の先発メンバー見ました?
9人中、7人が左打者ですよ。

1番:左
2番:右
3番:左
4番:左
5番:左
6番:左
7番:右
8番:左
9番:左

で、大船渡の先発、背番号12の
柴田くんは3年生。

大きくインステップをするサイド
スローは右打者にとっては
すごく打ちにくい。

だけど左打者には、
ちょっと不利なんですよね。

インステップする分ボールが右に
流れやすい。

で、左打者のインコースに投げよう
とするんだけど、
ボールが真ん中に入って打たれる。

だから、プレートの右端だけでなく、
左端から投げるとか、
インコースが真ん中に入るのを
修正するという対応が必要だった。

柴田くんがこの先野球を続けるか
どうか、私は知らない。

でも、課題は左右の制球力。

左打者の外側に外れるのではなく
「外すボール」。

左打者の外側へのシンカーを
ブラッシュアップして欲しい。

そして、右打者に対しては、
スライダーとストレートの
コンビネーション精度を上げること。

簡単に言えば、
ストレートとスライダーのどっち
が来るかわからない状態を作る。

インコースのストレートの後、
外へ逃げるスライダー。
インコースからインコースへの
スライダー。
アウトコースのストレート。

それらの制球力を高めて欲しい
そう思います。

そして次。7回から登板した
前川くんは左投の2年生。

左投手だから左打者に有利って思
うんだけど、これが違った。

左打者に投げにくい
投球フォームだった。

体の開きが早く、左打者のアウト
コースにボールが流れやすい。

アウトコースに向かう投げ方で、
インコースに投げるから

相手の花巻東の左打者は、
右投手を相手にする感覚に近い。

実際、前川くんは左打者に打たれ
はしたけど、右打者には1本も
ヒットは打たれていない。

体が開くフォームの修正法のひとつ
として、プレートの右端から投げる
という方法がある。

左投手がプレートの右端から体を
開いて投げるとストライクが入らない
だから無意識的に体が閉じるんです。

前川くんは2年生。来年もある。
秋までに体の開きを抑えるよう

投球フォームを修正して左打者の
被安打率を0に近づけて欲しいと思う。

この準備が大船渡には不足していた。
これが敗因だ。

でも、暑い中、柴田・前川両投手は
よく頑張った。お疲れ様!

投手としての基本を身につけるなら
⇒ <<<http://rs39.net/c/bb/cbkk_1/bl/>>>

【今だけ】無料でコントロールが良くなる方法教えます!

持久系プロテイン

ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら

関連記事一覧