【少年野球】指先など血豆が出来やすい部分の強化とは?



質問「血豆がすぐできる」

教材購入者の方からこのような質問をいただきました。

【質問】

息子は右投げ右打ちで、中学に入学し野球部に入部したのですが、一学期の終わりごろ左腕を骨折し。

9月の終わり頃から本格的な練習を始めました。

今夜食事中に、「ピッチング練習をすると、右手中指左側(人指し指側)に血豆がすぐできる。どうしたらいいの?」と質問され、素人ながら考え。

「中指の爪の手入れかな?」

「もしかしたら、二本の指で中指に力を込めて投げているのでは?」

すると返事が「中指一本に力を集中させないと、コントロールがうまくいかない。」

私が「ボールは、1本の棒で押すより2本の棒で押したほうが安定して転がせると思うけれど。投げるときも同じで、一本の指より二本の指で投げたほうが。指の負担も少ないし安定するのでは…。」と話してみましたが。

納得できなかったようです。

今月は、新人戦で控えのピッチャーでベンチ入り予定で。

来月は、自分が先発する公式戦が有るため焦りがあるようです。

どのようなアドバイスが良いのでしょうか?

桜井さん、よろしくお願いします。

指先など血豆が出来やすい部分の強化

まず、「ピッチング練習をすると、右手中指左側(人指し指側)に血豆がすぐできる。どうしたらいいの?」というご質問に対して私が行った対応策は、普段から指先など血豆が出来やすい部分を中心に刺激を与え強化しておくというものです。

最も良いのは、普段から指先で畳をトントンと叩いたり軽くこすって刺激を与えておいてあげると皮膚が強くなり、血豆が出来にくくなります。

またなるべくなら、入浴の際に指先を湯船につけないようにして下さい。

その部分が水を吸い込み柔らかくなり、強化した皮膚が剥がれてしまうこともあります。

投球機会の間隔があくと皮膚が段々と柔らかくなるので、上記の方法で常に指先をケアして、血豆が出来るのをおさえてあげて下さい。

指の置き方

次にボールに対する指の置き方(使い方)についてです。

「人差し指と中指でボールに力を与える」というのがストレートを投げるうえで基本となる指の置き方(使い方)です。

人差し指と中指はぞれぞれ二つの仕事があります。

一つはボールが抜けないようにボールをおさえておくという仕事。

もう一つはボールに力を与えるという仕事です。

ですが、どちらか一本だけだとボールが抜けないようにおさえておく仕事は出来てもボールに力を与えてリリースする仕事がスムーズにいかない感覚があると思います。

通常それぞれの指が二つの仕事を分担して行っているため、ある程度の力でボールをおさえているため、スムーズに次のボールに力を与えるという仕事に移行することができます。

しかし、一本の指で投げようとするとボールをおさえておくという仕事に集中しなければならならず、次のボールに力を与えリリースする仕事に移りにくくなるためです。

ですから、ボールが抜けないようにボールをおさえておくという仕事からボールに力を与えてリリースする仕事をスムーズに行うには2本の指でボールを握る必要があります。

また2本の指をボールにかけた状態でもどちらか一方に力をかけると、ボールの中心からずれたポイントに対して力がかかります。

ですから、人差し指と中指の間にくるボールの中心線をイメージし2本の指でその中心線でボールを真っ二つに割るようなイメージでボールに力を与え、リリースしてみて下さい。

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この記事を書いた人川端健太桜井一
お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。
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