丁寧にキャッチボールをする



さて、以前、教材購入者の方からこのような質問をいただきました。

 

【質問】

 

私は長男が一年生の時(現在四年生)、野球がやりたいと言い出したのをきっかけに地元の軟式のチームに入部させ、長男の体が弱いことがあり、見守りもかねグラウンドに足をはこぶようになりました。

 

その後、練習試合の審判などを経て、現在はそのチームのコーチをしています。

 

私自身は野球の経験はほとんどないため、日々子供たちに教える難しさを実感しており、桜井さんのメールは非常に参考になります。

 

今現在、キャッチボールをどのように教えるか悩んでいたところですが、いただいた文章のなかに「キャッチボールを丁寧に行う。」とありますが、丁寧にとはどのようなことをさすのでしょうか。

 

良きアドバイスをお願いします。

 

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■ 丁寧にキャッチボールをする
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今回メールをいただき、大変感謝しております。

 

できる限り具体的に、数字にできるものは数字で表現するということを意識して執筆してきた”つもり”でしたが、”丁寧に”という言葉に具体性がかけており、今後の反省にしたいと考えております。

 

また、ご経験がないからこその”気づき”であり、子どもたちにとって最も大切な気付きだと思います。

 

経験がある方の場合、丁寧にというと”そういうことね”という感じで受けとめて”丁寧にね”と子どもに伝えます。

 

子どもたちもなんとなく”丁寧に”やってしまうのです。

 

ですから、”もっと丁寧にやらんか!”と怒るコーチ、”やってるぞ!”と思う子どもの間に溝ができてしまうわけです。

 

私自身の”丁寧に”をご説明させていただきます。

 

丁寧にという言葉には2つの意味を込めています。

 

一つは、投げたい場所、つまり的を定めてから投げるということ。

 

もう一つは、前の球が的から外れたとき、前の送球から何かを変えるということです。

 

的を定めて投げることで、実際に投げた結果との差異が出ます。

 

その差異が次に投げるときの課題の気づきになります。

 

的を定めず投げると、それが良かったのか、悪かったのかわかりづらいです。

 

的を定めていれば、例えば右にそれたならば、自分が感じている感覚よりも、左を狙って投げることで的に近づけることができます。

 

それを繰り返していくことで、自分が感じている感覚と結果の差異が埋まり、

 

コントロールよく投げることができるフォームと感覚ができてきます。

 

そして、2つめの何かを変えるということもその続きになりますが

 

”あ~それちゃった”で終わらせていてはミスした送球をした経験がもったいないです。

 

ボールがすっぽ抜けてしまったのであれば、次の球はもう少し指先に意識を集中してみよう、というように課題を解決させていくことを繰り返し行って欲しいんです。

 

15分~20分のキャッチボールの中で、上手くなる子、そうでない子の違いはこの1球1球の課題抽出と課題解決のルーティンのあるなしです。

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