定番練習に落とし穴 2016.09.12 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 1対1で、バットをコントロールして相手にボールを打ち返す練習メニュー。 野球の練習メニューの定番である、ペッパー。(トスバッティングと呼ぶこともあります) キャッチボールの後、 多くのチームで当たり前のように行っている練習です。 最近では、このペッパーの練習について、 「あまり意味がないんじゃないか」 「ウォーミングアップの一種でしかない」 というような声も増えてきていますが、 このような考え方は、大きな間違いです。 「ペッパーは、単純な練習のように見えますが、 バットコントロールの習得、正しいミートポイントの習得のための「入口」といえる、とても大切な練習だと認識していただきたい」 と、野球動作解析の専門家である、川村先生はおっしゃいます。 そして、川村先生がもっとも懸念しているところは、 バッティング上達に欠かせない練習にも関わらず、高校生になっても、 「多くの選手がペッパーをやることによって、 バッティングに悪いクセが付く、間違った方法で練習をしている」という点です。 付いてしまう代表的な悪いクセは、 「手打ち」、「体の開きが早くなる」、 この2つです。 前回の記事でもお伝えしましたが、 高校生の時期というのは、バッティングの能力が一番向上する時期です。 そんな急成長できる時期に 「悪いクセ」というのは、邪魔な存在でしかありません。 あなたが教えている選手たちは大丈夫ですか? 次の解説・実践動画をご覧いただき、 明日の練習で、選手たちのペッパーの打ち方を確認してあげてください。 そして、正しくできていなければ、選手のためにも すぐに正しいペッパー練習を教えてあげてください。 次の動画をご覧ください。 次のページはこちら Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 動画 高校生に適したバッティング練習 野球指導にも順序がある 関連記事一覧 【少年野球 審判】守備妨害のルールと対処法 2016.05.23 【学校一斉休校】バッティングやピッチングのコツを今... 2020.03.12 コントロールが良くなる「3ステップ」 2019.04.17 【少年野球】元NPB審判 山崎夏生の「Go To Umpire!」 2020.08.14 同じ練習をしても上手くなるスピードに差が出る原因 2014.10.14