【少年野球】子育ての時間がキラキラし始める考え方



「やめたい」と言われた日

お父さんのための野球教室の桜井です。

子どものことは子どもに任せた、そう考え始めてから割といい感じ、という話。

子育ての考え方、やり方なんて正解はない。

人それぞれ価値観、信念がある。

だから、ボクはこうあるべき、なんて言うつもりはないし、そんなこと言えるほど大したものではない。

だから「へー、そういう考え方もあるのね」程度で聞いていただきたい。

で、子どもへの考え方がガラリ変わったのは、

うちの王子様がサッカー教室を「やめたい」と言った時。

王子様、それまでも練習熱心ではないし、

サッカーセンスがあるとは思ったことはないけれど、続けていれば、どこかのタイミングで急成長!という青写真を描いてた。

だからボクはサッカーの経験はないけれど、本を買ったり、DVDを観たりして、あーでもないこーでもないと、王子様にヤイヤイ言うていたわけです。

ところがです。

ある日、「やめたい」と。

ヒトとぶつかるのが怖い。

で、ボクとの練習もプレッシャーだと。

「ほう、言うやないか」と。

内心は「えー?うそーん、マジで?せっかく練習してきたのにー。

えーもう少し続けようよ、ね?ね?」とジタバタしてたわけですが、そんな気持ちをグイっと飲み込んで「OKやめよう」クールに返事した。

それが王子様にとってベターなんだろうと思ったからだ。

子供がハッピーになるために

王子様がサッカーを頑張るか頑張らないかは、ボクの課題ではなく、王子様の課題だ。

王子様の課題をボクが変わって解決できないわけ。

だから1週間後、サッカー教室から王子様は去られた。

子どものためを思えば頑張らせるのが親の役目だ、

という考えとの葛藤もないことはない。

ただ、子どものためを思う…と言いつつ、世間体を気にしたり見栄をはったりしているのも事実。

つまり、子どもに向けた「ガンバレ!」のエールの後には、「ボクのためにも」が続くわけ。

これでは子どもはハッピーじゃない。

ボクが子どもなら「なんじゃい!」と反発するだろう。

だからボクは子どもの課題は子どもに任せることにした。

子どもがハッピーになるために。

課題の分離

もちろん、ほったらかしにするつもりはない。

むしろ、前より子どもが何を考えているか、を注意深く見守っている。

やりたいことがあれば何でも言えよ、とも言ってる。

なぜなら子どものやりたいことを準備したり、提供したりすることはボクの課題だからだ。

実際、王子様がロボット教室に行きたいとおっしゃるから、

体験会に連れて行ったし、入学手続きもやった。

でも入学直前、「思ってたのと違う」とおっしゃるもんだから、入学をやめた。

ボクは怒ることはない。月謝払わなくて済む、とニンマリした程度。

やるかやらないかは子どもの課題で、ボクの課題ではない。

この考え方を「課題の分離」と言うらしいけど、

このスタイルで子どもと向き合い始めてから、割といい感じだ。

子どもが成長したとか、そういういい感じではない。

親だからって気負わずに済むようになった、楽になった、子どもに優しくなった。

そんな感じ。

まとめ

この考え方が良いのか悪いのか、結果は誰にもわからない。

でも、毎日、子どもたちと積み重ねていく時間はキラキラし始めた。

野球でも、自分でコントロールできること、と、できないことを分けて考える、

そうするとプレーに集中できるよって話はたびたびするけど、

それは人生においても同じ、なんだな、と思ってる。

 

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この記事を書いた人川端健太桜井一
お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。

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