【少年野球】あいまいな言葉を利用して上達する方法

摩訶不思議なコトバ

お父さんのための野球教室の桜井です。

こんな摩訶不思議なコトバを聞いたことない?

上からたたけ!
下半身を使え!
ヘッドを立てろ!
腰の回転で打て!
押し込んで打て!

学童野球や少年野球チームの監督やコーチにそう言われたら、言われたことをマジメにやろうとする子供達の多くは、「わかりました!」って元気よく返事をすると思う。

しかし、いざやってみると、「どうするねん?」となって、フォームのバランスを崩してしまうわけでが…

理論派気取りの野球評論家たちは、こう言うわけですよ

「あいまいなコトバで指導するな」と。

「指導者たるもの言語化する能力がなければ子どもを指導してはいけない」と。

おっしゃることはごもっとも。

抽象的なコトバのほうが、うまくいく

でも、まあ、そう目くじら立てずに、あいまいなコトバを利用して上手くなりませんか?って話ですよ。

というのもね、理屈っぽいのより、抽象的なコトバのほうが、うまくいく場合もあるわけで、特に子どもの場合はそうなんですよ。

英語の発音なんて、子どものほうがネイティブっぽくしゃべるよね。

聞いたままを素直に口にするからなんだけど、そこでオトナがどうやって発音するか?を理屈っぽく教えた途端、子どもは「アッポー」から「アップル」と言い始める。

野球の話に戻そう。

重要なことは、あいまいなコトバから“あいまい”を排除するのではなく、あいまいなコトバは結果そのものを指すのか?

それとも結果を導くための手段なのか?

をはっきりと区別して言ったり、聞いたりしようってことだ。

たとえばだ、理屈っぽく子どもにスイングを教えると…

「バットのグリップを耳の後ろ20センチ、肩から15センチの高さに構えなさい。その位置から、バットを斜め下角度45度で振り下ろし、インパクト時はバットとボールの角度を0度にして、インパクト終了後は、バットを斜め上の角度45度に振りなさい」

そう言われたら疲れるよね。

というか無理だよね。バットを振れなくなる。

「来た球をよく見て、ブワァァァァっと思い切り振って、ホームランを打とうぜ!」

と言われたほうがスイングしやすい、よね?

使い方、聞き方を間違わない

だからあいまいなコトバが悪いわけではなくて、あいまいなコトバの使い方、聞き方さえ間違わなければ割とうまくいくし、指導者も選手もしっくりくる。

だから、大人は言葉どおりに身体を動かすべきなのか?

それとも、イメージや意識なのか?をはっきりさせて伝えるようにしたい。

アッパー気味でスイングしていてミートの確率が落ちているので、ボールを上からたたくイメージをすることでスイングを水平に戻そう!って感じ。

聞く側も同じ。

そうやって、動作なのか?イメージなのかを区別していくと技術の幅がグッと広がるんだよね。

 

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この記事を書いた人川端健太桜井一
お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。

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