最高のコーチでもムリなものはムリ！？野球におけるコーチの役割とは？

牧師さんの名言のは知らなかった！！

こんにちは！

縦振り先生こと、榊原貴之です。

ウィリアム・ウォードさん（牧師・教育家）の名言です。

• 平凡な教師は言って聞かせる。
  良い教師は説明をする。
  優秀な教師はやってみせる。
  最高の教師は子供の心に火をつける。

「教師」の部分を「コーチ」に置き換えてスポーツコーチング学でも、よく引用される名言ですね。

確かに、ボクもその通りだと思いますよ。

目指すべきはここで、もちろん常に１００％全力で子どもたちとは向き合います。

でも・・・

長年、現場にいるとここに当てはまらないことも出てくるんですよね。

コーチは万能なわけではない！？

野球を始めたばかりの子どもだったり最初から野球が好きな選手であれば、コーチの役割って大きいと思います。

せっかくなので、「コーチ」の語源の話もしておきましょう。

珍しく、なんかコーチ学の授業みたいだ(笑)

語源は、ハンガリーのマジャール語の「コチ」。

馬車のようなもので、人を目的地まで連れていってくれる乗り物からきてる。

そこから「選手をゴールまで連れて行ってくれる人」＝「コーチ」となったと言われてます。

でね・・・

ここで大事なのは、選手自身に「行きたいところ（ゴール）があるのかどうか」ってことなんですよ。

もっと言うと、選手が本当に野球が好きなのかどうかってことなんですよ。

その選手自体は実は野球を好きではなくて、親にやらされている場合もあります。

あと、は所属しているチームでのイヤな経験から、野球をキライになっている場合もあります。

本人に全くやる気がないのであれば、いくら最高のコーチであってもどしようもないですよね(笑)

そっとしておいてあげるのも「愛」！？

で、上記のような場合に一番やってはいけないのは、深追いすることですよね。

本人にやる気がないのにコーチが追っかけすぎることで、人間関係もおかしくなります。

やりたくないのにやらされてしまうって、負のスパイラルですからね。

もしかしたら、個人競技であればいいのかもしれませんが・・・

野球の場合は団体競技になりますから、他の選手への影響も考えないといけません。

ウマいとかヘタとかは関係なく・・・

野球が大好きでやる気に満ち溢れている選手が、野球に打ち込める環境づくりをするのもコーチの大切な仕事だと思います。

いろいろな選手がいますから、個別に考えてあげなければいけないこともあります。

一人の選手の影響で、他の選手がやりにくくなってしまうのはちょっと違う気がします。

別にやる気のない選手を、排除したいというわけではないんですよ。

本人がその気がないのなら、そっとしておいてあげるのも愛だと思います。

精神状態が良くないのに・・・

良かれと思って言葉や行動を起こしてしまう方もいるんですが、ボクは逆効果なような気がします。

もしかしたら、野球から離れてしまうこともあるかもしれません。

でも、最終的には本人が決めることですし、他に道を見いだせれば、それはそれでその子にとっては良いことなのではないでしょうか。

選手も人間ですし、コーチも人間です。

全てを網羅できるとか、全てを解決できるなんてことはありませんからね。

もちろん１００％を目指して、勉強・試行錯誤はします。

でも、心のどこかには自分ではどうしようもない場合もあるんだと思っている方が、寛容になれる気がします。

ぜひ縦振りにお任せください⚾

今日はこれくらいで！

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この記事を書いた人縦振り先生　榊原貴之
『たてぶりせんせい』って呼ばれてます。野球の技術指導が本業です。小中学生に野球教室をしたり、甲子園に出るような高校の外部コーチもやってます。自身が代表を務める『座間ひまわり野球倶楽部』は小学部と中学部があります。SNSにも野球観、人生観を毎日綴っています。
株式会社メイク・ユア・ロード　代表
座間ひまわり野球倶楽部　代表
【略歴】
平成　５年３月日本大学第三高等学校卒業　（軟式野球部に所属）
平成　５年４月日本大学文理学部体育学科入学(中学高校一種保健体育教員免許取得)
平成　９年４月順天堂大学大学院スポーツ健康科学科入学
平成　９年４月「上達屋（有限会社ベータ・エンドルフィン）」入社
平成１８年３月「上達屋（有限会社ベータ・エンドルフィン）」退職
平成１８年４月独立
平成２０年６月株式会社メイク・ユア・ロード　設立
平成３０年７月座間ひまわり野球倶楽部設立